出版社内容情報
「会計」とは、一言でいえば会社のお金の動きをまとめるためのルールです。本書では、一般のビジネスパーソンが知っておくべき会計の知識を、実際の企業の数字を見ながら身につけていきます。
内容説明
ビジネスパーソンが知っておくべき財務会計の知識を1冊に凝縮。企業分析に役立つ基本的な経営指標から与信管理の仕組みまでやさしく解説。豊富な事例を用いた実践的な内容で会計スキルがしっかり身につく。
目次
1 「会計」はビジネスに必須のスキル
2 財務諸表の全体像を知ろう
3 貸借対照表で会社の安全性を知る
4 損益計算書から会社の収益力を読み解く
5 キャッシュ・フロー計算書で会社のお金の動きをつかむ
6 財務3表の関係を理解する
7 財務3表を組み合わせた分析指標
8 ビジネスに欠かせない取引先分析の手法
9 会計スキルを磨く情報収集術
著者等紹介
川口宏之[カワグチヒロユキ]
公認会計士。早稲田大学会計大学院非常勤講師。監査法人での会計監査、ベンチャー企業での取締役兼CFOなどを歴任。現在は、多数の上場企業の社員研修や各種団体主催の公開セミナーなどで、「会計」をわかりやすく伝える人気講師として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともっこ
15
粉飾決算の見分け方が分かりやすく解説されている章が良かった。 会計初心者向けだけど、ある程度の知識は必要な気がする。しかし、ある程度知識がある人なら、他の財務諸表解説本とそう変わらないので、違う本で勉強したほうが発見があるでしょう。Kindle版で購入し読んだけど、この様なジャンルの本は紙で読んだほうが、自由に進んだり戻ったりがしやすくて良いなと思った。2020/05/18
naka
11
会計のセミナー講師が著者ということで、本の流れもセミナーを聞いているような感じがしました。会計の単語もなんとなく分かってはいたもののどう見ていけば良いのかわかっていませんでしたが、少し理解が進みました。ポイントはグラフにすることが大きいのと、同業他社と比較することなど、なるほどと思う本でした。本の最後の章の粉飾決算が行われた場合にどこの数値に現れるかなどが面白かったです。Kindle Unlimited2024/03/17
shomma
10
たいへん勉強になったし、おもしろかった。社会人になり、簿記的な観点の操作や、財務諸表が概念的にどういうものかというのはある程度学ぶ機会があったが、できあがった財務諸表を利用して何を分析できるのか、という本来的な見方をしする機会はなかった。いろいろな会社の実例を読み解く項目もあり、財務諸表の理解が各企業のビジネスモデルに対する非常に説得的な根拠になることもわかる。2019/09/01
LIBRA
8
いちばんやさしいとは思わなかったが、分かり易いと思いました。分かり易い会計の本を続けてどんどん読んで行きたいと思っています。2022/08/18
ireadertj
6
普通にわかりやすかったし、ブロック図にして説明するのは自分で考えるときにも使えそうで、最初に財務諸表をマクロ的に学ぶにはいい本だと思った。逆に仕訳レベルを求めるとずれる気がする。2019/12/11