出版社内容情報
商品開発、マーケティング、広報、まちづくり、行政、企画室など
内容説明
一過性で終わるイベント、伝わらない商品、ビジョンのないまちづくり…足りないのは、編集です!マイナスをプラスに、忘れられていたものを人気商品に、ローカルから全国へ発信する…etc.誰もが使えるその技術を、「Re:S」「のんびり」編集長がすべて公開!
目次
第1章 冒険の旅に出る―ローカルメディアを自分のものに!
第2章 勇者はこんなところにも―文章を扱わない編集者
第3章 魔法の書をしたためる―紙の雑誌「Re:S」
第4章 仲間を手にいれる―秋田県で「のんびり」という挑戦
第5章 武器を八つ装備する―編集術を身につけろ!
第6章 いざ戦いのとき―編集を最大限に活かした「池田修三」
第7章 冒険はまだこの先に―これからのメディア
著者等紹介
藤本智士[フジモトサトシ]
1974年兵庫県生まれ。編集者。有限会社りす代表。雑誌「Re:S」編集長を経て、秋田県発行フリーマガジン「のんびり」、webマガジン「なんも大学」の編集長に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
269
あわよくば、起業したい、と狙っている者にとって、実に勇気りんりん、元気が出てくる一冊。よくもまあ、惜しげもなく編集術のテクニックを披露してくれるもんだと感謝。極意の一つ。タイトルは、「テキトー」に付ける。最初の違和感がそのうちに、新しさとなり意図せぬ意味が立ち上がって、「適当」になる。名づけて共有する醍醐味を実践したい、と切に思った。2023/05/21
at-sushi@進め進め魂ごと
54
著者は秋田県の情報誌「のんびり」や、熊本を舞台に佐藤健をフィーチャーした「るろうに本」を手掛けた編集者。元々(狭義の)編集者向けに書かれた実用書ながら、台割を書かない、方言や同じ話の繰り返しもそのまま載せる、東京で売れる本を目指さない、PV数を目標にしない等、常道の真逆とも言える手法は地方をPRするうえでの参考になる。とは言え、著者のアドリブのような取材手法は、聞き手側にも語り手と同じレベルの感度や熱量が求められるので、素人が真似するにはハードル高そう。2022/01/12
ロア
23
とても楽しく面白く読みました。きっと藤本さんは天然系愛されキャラなんだろうなぁ(*´Д`*)自分が信じるさまざまな物事を、新しい“ふつう”=「当たり前」として発信し定着させることができたならどんなにいいか!(*>ω<*)2017/10/31
ロア
17
毎週末立ち寄るお店に「雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ※秋田の美味しい純米吟醸酒)」が置いてあるのを発見し即買い(∩^ω^∩)2017/11/03
Roko
16
”テレビというマスメディアから流れてくる情報は、東京という特殊なローカル情報なんだ” こういう視点を持つ人が増えて欲しい。それぞれの土地にそれぞれの文化があって、それぞれの良さがあって、それぞれの問題があるんです。人が少ないからこその豊かさ、すでにあったのに気がつかなかったステキなもの。そういうものを掘り起こしていくことが大事なんです。そして、東京一極集中がいかにバカなものかに気付かないとね。2020/09/01