出版社内容情報
著者の梶山寿子氏は、2012年に交通事故で股関節を失いました。そんな著者だからこそわかる、失ったからこそ気付いた学びと、長く働けるからだの作り方を、元気に働いている人たちに向けて紹介します。
内容説明
人生100年。からだが資本!事故で一度は「働けるからだ」を失った著者が、リハビリで体得した「長く働けるからだ」の整え方。
目次
1 「働けるからだ」を失ってわかったこと
2 まずは、姿勢を正す
3 深遠なる「歩くこと」
4 自分に合う靴、持っていますか?
5 立つときのように「坐る」
リハビリ奮闘記―「働けるからだ」を取り戻すまで
著者等紹介
かじやますみこ[カジヤマスミコ]
梶山寿子。ノンフィクション作家。神戸大学文学部卒業。ニューヨーク大学大学院で修士号取得。経営者、アーティストなどの評伝のほか、ソーシャルビジネス、女性の生き方・働き方、教育など幅広いテーマに取り組む。書評家、放送作家、翻訳家としても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう
13
交通事故で股関節に人工関節を入れた著者が、リハビリや仕事復帰の過程で得た知見を記した本。そのため、健康な状態を保つことではなく、既にある病気や怪我と共にどう働くかという視点に立っている。特別な運動のノウハウは少なく、むしろ立つ、歩く、座るといった基本動作の見直しに焦点を当てている。日本では、歴史的・文化的な背景から、自分の足に合った靴を履くことや椅子に座ることに対して、これまで真剣に向き合ってこなかったという。著者は事故によって身体が不自由になった経験を通じて、その弊害を痛感する事になる。2024/06/10
ごへいもち
12
タイトルから想像するhow-to物というより闘病記として興味深く読んだ2024/09/11
才谷
2
手にしているときは気づかなくても失って初めて気づくこともある。事故にあって2週間寝たきり生活が続き、その間に体力はすっかり失われ立つことも歩くことも坐ることさえできなくなった。普段意識しないで出来ることがこんなにも難しいなんて思わなかったな。著者が歩けるように靴探しをする話の中で、女性用靴のサイズがJIS規格で144種類もあるというのには驚いたし、一般の靴として店頭に置かれているサイズでは6割の人しかサイズが合っていないとあったので、いかにサイズの合わない靴を履いている人が多いのかと思った。2019/01/15
edohot(江戸川ほとり)
1
はい、私もタフな体があっての全てと思ってます。2024/04/02
マキロン
1
突然の高熱で寝込んだ。コロナではなく風邪だったのだがグズグズ症状が長引き(熱はないが鼻水・咳込み・頭痛・倦怠感)1週間以上仕事を休んでいる。蓄えもそんなにない中、医療費で痛い出費(コロナ禍で風邪症状あると、受診だけでも高いハードルよ‥)。 以前から「定年後も働かないと生活できないだろうな」と漠然と考えていたが、その前に働けるだけの体力を維持できるのか?不安になり読んでみた。「立つ」「歩く」「坐る」にきちんと向き合わず今まで生きてきた事を後悔。風邪が治ったら、少しずつ体力の伸びしろを伸ばさないと。 2022/03/10