新風舎文庫<br> 「国家の品格」への素朴な疑問

新風舎文庫
「国家の品格」への素朴な疑問

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784289506026
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

内容説明

藤原正彦氏の好著『国家の品格』に、国際感覚豊かな著者が素朴な疑問を提唱する。カナリア諸島のラスパルマスで半世紀近く暮らし、現地の日本人町の興亡を目の当たりにした経験が、現在の日本の姿を見通していく。果たして、国家が取り戻すべきものとは…。「合理的精神が限界に至ったとの前提は正しい?」「現代社会は論理だけで動いてきたのか?」といった数々の疑問を、『国家の品格』と照らし合わせながら、独自の結論が導かれていく。海外にいるからこそ見えてくる日本の姿と将来を提言する傑作エッセイ集。

目次

第1章 合理的精神が限界に至ったとの前提は正しい?
第2章 現代社会は論理だけで動いてきたのか?
第3章 自由、平等、民主主義を基本としない社会システムとは?
第4章 情緒と形で現代社会が運営できるのか?
第5章 戦闘集団である武士道の精神が日本精神になり得るか?
第6章 なぜ日本固有の文化を他国に押し付けるのか?
第7章 異常な国を目指すことで「国家の品格」につながるのか?

著者等紹介

吉孝也[ヨシコウヤ]
1931年新潟県生まれ。現在、スペイン国グランカナリア県ラスパルマス市在住。甲種一等航海士。東京水産大学卒業後、三崎のマグロ漁船にコック見習いとして乗船。26歳で船長となり、ヴェネズエラでマグロ漁船船頭などを歴任する。64年、ラスパルマスの船舶代理店で日本人係りとして勤務後、現地で水産会社を経営。現在は息子に跡を継がせ、よろず仲介業を営んでいる

前川征弘[マエカワマサヒロ]
1944年長崎県生まれ。上智大学理工学部中退。現在エクアドル国キト市在住。在エクアドル大使。外交官として、ヴェネズエラ、ペルー、メキシコ、イタリア、パラグアイ、スペイン(ラスパルマス)での勤務を歴任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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