内容説明
不安と恐怖のなかで生きてきた者にとって、人生とは苦しみの連続であり、悲しみと苦悩の連鎖でしかない。命のありがたみなんて、これっぽっちもわからない。琥珀の中に閉じ込められた小さな昆虫たちと同じように、自分も一生この生活から抜け出すことができないのだろうか―。幼いころから繰り返されてきた父親からの虐待で、精神的な病になってしまった鈴木M子。しだいに憎しみは増していき、父親を殺害しようと考えるのだが…。
著者等紹介
霜月夢僧[シモツキムソウ]
1970年生まれ。東京都出身。千葉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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