• ポイントキャンペーン

新風舎文庫
国家に殺された画家―帝銀事件・平沢貞通の運命

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 475p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784289505463
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0195

内容説明

「帝銀事件の犯人」「死刑囚」として、悲運な人生をたどった平沢貞通。幼少の頃から画家を志し、日本水彩画の先駆者大下藤次郎が主宰する「日本水彩画会研究所」で学んだ。一九一三年、「日本水彩画会」が結成されると、石井柏亭らとともにその創立メンバーに名を連ねる。翌一九一四年には、第一回二科展に水彩画『昆布乾すアイヌ』を出品、初入選を果たし、二十二歳の若さで中央画壇にデビューした。「帝銀事件」ですべてを奪い去られてしまった天才画家のヒューマンドキュメント。

目次

第1部 埋もれた画業発掘・平沢不朽・三味二・大〓(しょう)の時代(画家・平沢貞通の復権を;生い立ち―東京・札幌・小樽;旧制小樽中学時代―画才、花開く;日本水彩画会創立に参加 ほか)
第2部 鉄格子のあるアトリエから(生と死を見つめて;平沢家の崩壊;死刑囚房の光と影;絞首台のある地にて ほか)

著者等紹介

片島紀男[カタシマノリオ]
テレビディレクター。1940年、東京北区東十条生まれ。1963年慶應義塾大学法学部卒業後、NHK入局。九州・沖縄の近現代史を人物で描く番組作りに取り組む。1984年に東京転勤以後、教養番組、特集番組を担当。日本、アジアの現代史を一人の人間および群像で描くドキュメンタリー番組を作り続ける。現在、「平沢貞通氏を救う会」事務局長

平沢武彦[ヒラサワタケヒコ]
1959年1月20日、東京・阿佐ヶ谷にて、森川哲郎、澄子の長男として生まれる。1975年16歳の時、初めて仙台拘置所の平沢と面会。しだいに支援活動に専念するようになる。1981年に平沢貞通と養子縁組。現在、帝銀事件再審請求人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。