内容説明
「駿馬のような元気な子に」との願いを込めて、お父さんに命名された駿。しかし駿が三歳、妹の亜矢が一歳のとき、お父さんは病気で亡くなった。東京の下町で生まれた兄妹は、お母さんの生まれ故郷の東北地方に移り住むことに。ところが、駿も亜矢も田舎暮らしになかなか慣れない日々が続く―。男の子らしさと元気のよさでは誰にも負けない駿は、保育園始まって以来の問題児、というレッテルまではられる始末。お母さんの悩みの種であった。四月の入園式から、大好きだった先生がいなくなってしまう三月の離任式までの、元気印の駿とそのお母さんの物語。
著者等紹介
藤原典子[フジワラノリコ]
1948年生まれ。岩手県一関市出身。日本大学芸術学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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