内容説明
小さく鳴くヒキガエルの声が文明という不思議な怪獣を操る人の間に響く。コンクリートの隙間、わずかに残った土の上、都会の発展の影に消えていった動植物たちの声は愛おしい記憶として耳に残るばかりかもしれない。東京の今に見る自然、彼らとの触れ合いを闊達な文で描いた心温まるエッセイ。
目次
生命の花
大池
カエルの発見
逃げたトウキョウダルマガエル
最後の砦
環境権と生態保護権
ガマの膏
塀に登ったヒキガエル
生命の記憶
幼いヒキガエル〔ほか〕
著者等紹介
北川光治[キタガワミツジ]
1942年東京都足立区生まれ。昭和3年創業の和洋紙、板紙の製紙原料問屋(株)北川商店を継承(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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