内容説明
人間が善悪を併せ持つように、酒にも功罪がある。古来“薬”として効用をなしてきたが、飲酒の習慣が一般化するに伴い、“罪”の面が目だってきた。それでも、酒の無い国はなく、喜怒哀樂に酒は欠かせない。この世に酒が無かったら、潤いも、味気も、艶もなく、文学も演歌もさまざまな文化も生れなかっただろう。「天地人の神に酒を供え、酒を敬し生活習慣病にならぬ程“愛酒樂酔”に献杯」。
目次
第1章 酒は人類と共にあり(酒は天の美禄;この旨きもの、酒と水は不可分;酒は民族の智慧―珍酒・奇酒;酒と塩について;酒は人生の“喜怒哀樂”に伴う;酒のみ我田引水)
第2章 酒のみ讃歌集(北原白秋;若山牧水;ここで幕間―お酒のスティックを;酒もスティックもお代わりをどうぞ;酒のお代わり深酒にご用心;酒飲み歌人;酒好き歌人;女に酒の心が解るか)
第3章 酒と演歌は切れぬ縁(演歌の歩み;歌も平和なればこそ;演歌の隆盛と真髄;本歌どりの歌など)
著者等紹介
明間登喜雄[アケマトキオ]
1934年生まれ。新潟県新潟市出身。書道師範、囲碁5段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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