内容説明
父が脳出血で倒れた。60歳という若さだった。山登りが大好きな父と明るい母は、今でも手をつないで出かけるくらい仲のよい理想の両親だった。駅のホームで倒れ昏睡状態に陥ってから1週間におよぶ闘病生活を綴った『がんばれノート』。症状や家族の気持ちが克明に綴られている。また、病院側の患者や家族にたいする態度の不誠実さ・不十分さなど病院のありかたを問う。肉体はこの世に無くとも、家族の絆は強くお互いの心の中でいき続けている。希薄化する現代の“家族”や“人間関係”について一石を投じる一作。
著者等紹介
木村祐子[キムラユウコ]
広島県出身。大学卒業後、証券会社入社。その後、中国放送ラジオカーなどのリポーターへ転職。現在は結婚をし東京在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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