内容説明
東京の音楽院付属高校に通う、雅彦17歳。親ゆずりの音楽的才能と端正な容姿に恵まれ、将来有望なピアニストの卵として、順風満帆な生活を送っていた。ある日、桜の木の下でピアノを弾くひとりの少女を見かける。幻覚というには、あまりにもリアルで、そして、どこか聴き覚えのあるメロディー。彼は、謎の少女の真相を確かめるべく、友人の武とともに北海道へ向かう。そこで彼が知る真実とは…。人と人との巡り合いの奇跡を、音楽の響きにのせて清々しく描いた青春小説。
著者等紹介
山部京子[ヤマベキョウコ]
児童文学作家。1955年、宮城県仙台市生まれ。現在、石川県金沢市在住。本籍神奈川県横浜市。宮城学院高等学校卒業後、ヤマハ音楽教室幼児科&ジュニア科の講師を7年ほど勤める。1989年少女小説でデビュー。日本児童文芸家協会、動物文学会会員
西川知子[ニシカワトモコ]
グループ『O’eleven』に発足から参加して20年。鎌倉美術連盟、中央美術協会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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