内容説明
日本人は二〇〇〇もの漢字の多種の読みと一〇〇余の仮名を覚えなければ、手紙も書けず新聞も読めない。26文字で何万もの単語が綴れる欧米の言語と比べるとはるかに難しい。そのむずかしさの主因は「画数の多い漢字」にある。これらを略字化できれば文字習得の負担は軽減できるはずである。本書では現在使われている漢字の欠点を考察し、実用的な新たな略字を提案する。
目次
1 文字はいつ創られたか
2 日本に漢字が入った頃
3 日本語のむつかしさ
4 漢字制限は必要か
5 略字試案
著者等紹介
榎村陽太郎[エムラヨウタロウ]
1926年生まれ。大阪府出身。京都府立医科大卒業。医師。日本簡体字研究会主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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