内容説明
夢半ばにしてアルプスで消息を断った兄。山と兄に憧れながらも、自堕落に生きる弟。雄大な自然に囲まれた美しい土地で止まっていた時間が、今、静かに流れ出す―。山で遭難死した兄との二十九年振りの邂逅。ある日本人登山家の足跡を辿るノンフィクション・ノベル。
著者等紹介
大橋満[オオハシミツル]
1952年生まれ。千葉県在住。農業を営む傍ら、自身の経験をもとに初の小説『クールマイユールの休日』を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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