内容説明
ハンセン病で隔離された人の子供は孤児院に入っても差別された。そんな子供たちを雇った会社の工場保健婦であった著者と「ハンセン病未感児」たちとの交流などを描く。
目次
労働衛生との出合い
駆け出し保健婦
桑田の自殺
ハンセン病の歩み
長すぎた試採用期間
一年目の保健室
淳とその仲間
未感児の礎に打たれ卒業す
淳の破れた恋
淳の結婚、そして退社
淳、ごめんね
湊さんとの旅
社長の死
岡さんの告白
伐られた欅
著者等紹介
水梨律子[ミズナシリツコ]
1923年、青森県三戸町生まれ。企業の産業看護業務に50年携わる。その間、産業看護の講師として栃木県立保健婦専門学院、衛生福祉大学校にて25年、東京都立公衆衛生看護専門学校にて16年務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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