内容説明
小学校二年生のあやが見知らぬ男から、おかしな生き物をもらってかえってきた。その日から、家の中の大切な思い出が消えていく。それといっしょに、他人のようによそよそしくなっていく家族。―家族から思い出がなくなると、いったいどうなるのだろうか。第27回新風舎出版賞特別賞受賞。
著者等紹介
山本成美[ヤマモトナルミ]
童話作家。島根県生まれ。長女の出産をきっかけに童話に興味を持ち、1年に30作品のペースで執筆。『その思い出いただきます』(原題『おいしい思い出』)で第27回新風舎出版賞フィクション部門特別賞を受賞。そのほか、2003年『たんぼーくん』家の光童話大賞優秀賞、2005年『恐竜ずかんのあばれんぼう』恐竜児童文学大会国民文化祭実行委員会会長賞、『万蔵山温泉へごしょうたい』新美南吉童話賞最優秀賞、2006年『みどり色のブー太』家の光童話大賞優秀賞などがある。島根県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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