内容説明
安政の大獄により、勤王の志士が捕らえられ処刑さるなか、大槻重助は月照、西郷らに従って薩摩へと脱出を図った。幕末を舞台にした、大槻重助の波乱万丈の生涯とは。勤王僧月照に信頼され、幕末の志士平野国臣と悲嘆に暮れ、西郷隆盛に感謝された、誠実一筋の人、大槻重助の本格的評伝。
目次
観音様の申し子
清水寺での修行
勤王僧月照
京都からの脱出
高津郷の大捕物
薩摩への苦難の旅
西郷と月照の入水
日向へ追放された平野二郎
獄中での取り調べ
京都での結婚生活
西郷との再会
重助の晩年
著者等紹介
村上利男[ムラカミトシオ]
1925年、京都府綾部市高津町出身。『大槻重助を顕彰する会』主催。平成9年、勲五等双光旭日章授章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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