内容説明
脈々と続く祖先の大地と、自らが生まれ育った島国―海峡を隔てた二つの国に引き裂かれ、激動の時代に翻弄されつつも、在日朝鮮人として真摯に生きる方法を模索し続けた、ある二世の半生を描く半自伝的小説。
著者等紹介
辛榮浩[シンヨンホ]
1936年8月京都市で生まれる。本籍地、慶尚北道慶州市。大阪府池田市、愛知県春日井市、京都府舞鶴市平、中舞鶴、福井県鳥羽村の各小学校で学び、鳥羽中学校を卒業。福井県立若狭高等学校卒業、立命館大学入学。同大英米文学科修了。1959年より1995年まで民族学校勤務。中・高級学校の教諭、学年主任、外国語学科主任、教務主任。初級学校学校長を歴任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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