内容説明
ゆうがたのどてを、ぼくは、おじいちゃんと、さんぽしていました。てをつないでゆっくりあるいていると、ほっ、ほっ、ほーたるこい…おじいちゃんが、うたいました。ほっ、ほっ、ほーたるこい…ぼくも、まねしてうたいました。すると、「ゆうた、むかしはな、このかわにほたるがいたんだよ。かわがきれいだったからなぁ」おじいちゃんは、めをほそめてなつかしそうにいいました。―5歳より小学校低学年向き。
著者等紹介
おおるいひろこ[オオルイヒロコ]
栃木県足利市に生まれる。法政大学文学部卒業。日本児童文芸家協会、「まいまいの会」で児童文学を学ぶ。「おしゃべりピッピ」ほか、新聞・雑誌などで活動。作詞に「ほっとホットでんわ」TBSラジオ優秀作がある
たなか鮎子[タナカアユコ]
イラストレーター。グラフィックデザイナー。1972年福岡県福岡市に生まれる。2000年、ボローニャ国際児童図書展の絵本原画展入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Cinejazz
10
〝夕方の土手を、ぼくは、お爺ちゃんと、散歩していました。手と手をつないで、ゆっくり歩いていると、♪ほっ、ほっ、ほーたるこい…♪ お爺ちゃんが、歌いました。♪ほっ、ほっ、ほーたるこい…ぼくも、真似して歌いました。すると、「ゆうた、昔はな、この川にホタルがいたんだよ。川が綺麗だったからなぁ」お爺ちゃんは、目を細めて懐かしそうに言いました。・・・ホタルを見てみたいと思った<ゆうた>に届いた「黄色い手紙」とは・・・〟夏の夜空に舞い上がる黄色い光の美しい光景は、子どもの頃の懐かしい記憶が蘇る、幻想的な物語絵本です。2024/01/22