内容説明
高校生の良哉に延々と訪れる9月20日は、次第に親友啓太や恋人桃子、さらに周囲の人間まで巻き込んでいく。良哉を眺める謎の少女リンの正体は?新進気鋭の作家が多世界理論や量子力学を駆使して構築した驚くべき世界観に注目。
著者等紹介
安田賢司[ヤスダサトシ]
1983年新潟県生まれ。現在は愛知県名古屋市に在住。愛知県立大学に入学後、本格的に執筆活動に入り、WEB上をメインに作品を発表する。2005年、大学四年生進級時、執筆に専念すべく休学。その年に応募した『トゥデイ―すべてが壊れる午前零時』が第二五回新風舎出版賞フィクション部門最優秀賞を受賞。2006年より復学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツ
3
マイナーな本ではあるが、これは面白かった。この終わり方は嫌いじゃない。2009/07/21
れんれん
2
自分を愛してくれる人がいるとわかると、人は強くなれるのかな。ハッピーエンドで良かったけど、途中、回想が長かったのと、ラストの状況がわかりづらくて残念でした。2010/02/13
♪りんまま♪
2
なかなかのボリューム(汗)そしてちょっと複雑。理解が追いつかないとこもありましたが、かなり楽しめました。2013/05/01
turipano
1
中盤あたりから引き込まれて一気読み。メインのストーリーを外れてたまに挟まれるエピソードが長いので、若干飛ばし読み。でもそこが伏線だったりしたのかな?主人公の行動が浅はかに思われて入り込めない部分もあったが、自分の学生自体を思い出すような楽しさもあった。自分さえよければいいのかーとラストはいまいち納得できなかったけど時間があったら読み直したい。2012/11/23
kinoko
1
4.0点 600ページを超える長編。導入部分さえクリアできれば、あとは一気にストーリーの中に入り込める。タイムリープ?パラレルワールド? 5次元定義まででてきて、きちんと理解しようとするとしんどいが、物語としてさらっとストーリーを追うとかなり楽しめる。登場人物が高校生メインなので、考え方がやや甘くて感情移入できない部分もあるが、同世代には共感されそう。もっと読まれてもいい作品。2010/08/22
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