内容説明
今やホームレスの40%は元サラリーマン―日本の格差社会が生んだ悲惨な現実がこれだ!!路上で暮らすかつての企業戦士たちを追ったルポルタージュ。
目次
1 エリートビジネスマンの暗転(次長の誤算(52歳・元大手総合商社財務部次長)
外資系企業の光と影(49歳・元米国系投資銀行ファンドマネージャー) ほか)
2 漂流するホワイトカラー(年を取るのが悪いのか(56歳・元中堅住宅メーカー営業所長)
バブル世代は不用品(38歳・元都市銀行勤務) ほか)
3 社長失格(ビルオーナーの転落(49歳・元ビルオーナー兼飲食店経営者)
脱サラ・起業したけれど(53歳・元大手デパート外商部副部長/ブティック経営者) ほか)
4 明日なき若者たち(多重債務の逃亡者(31歳・元大手金属メーカー勤務)
学歴・資格・特技なし(31歳・元電機部品加工会社勤務))
著者等紹介
増田明利[マスダアキトシ]
昭和36年生まれ。昭和55年都立中野工業高校卒。ルポライターとして取材活動を続けながら、現在は不動産管理会社に勤務。平成15年よりホームレス支援者、NPO関係者との交流を持ち、長引く不況の現実や深刻な社会格差の現状を知り、声なき彼らの代弁者たらんと今回の取材を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
38
どんなに収入が良くても、貯蓄していないと会社状況が一転した瞬間に生活が崩壊します。毎月コツコツと貯蓄するのが大事と頷かせる内容でした。2016/04/15
瑪瑙(サードニックス)
32
バブルが弾けた後の転落の人生。バブルの頃は誰もが浮かれていた。まさかあっけなく弾けて崩壊してその後10年以上低迷期が続くなんてあの頃の人々は想像しなかった。この本に登場する人々もまさか自分がこんなことになるなんてと口を揃える。明日は我が身と心得て生きていこうと思う。2023/08/28
ごへいもち
21
同情できる例、馬鹿だなぁと思う例。いろいろ2017/06/03
だいすけ
7
借金はしちゃだめでしょ!と思うけど、せざるを得ない状況に追い込まれていくんだろうな。2019/06/08
がっち
6
20歳ぐらいの大学生がこんな本読んでも仕方ないとは思うが、明日は我が身だと思う。どんないい会社に行ってもこういう状態になることはあるし、おそらく普通の考えをしていたらこうなってしまうだろう。誰かが助けてくれるわけでもない、自分で自分自身を救うしかない。これからのキャリアを考える上で面白い本だ。これが現実だと思うと心苦しいが。2012/08/16
-
- 和書
- たび 日本の詩 新版
-
- 電子書籍
- ツルモク独身寮(7) ビッグコミックス