内容説明
高齢化が進行する日本において、最も端的な状況に置かれているのが地方に点在する過疎山村である。5人の研究者によるフィールドワークと考察による、その実態の究明と未来への展望。
目次
農村地域における農村女性の在宅介護する中で、介護と農業を継続する意味(研究方法;結果;考察;結論)
在宅療養者・介護者に寄り添う介護支援専門員に必要な連携手法(技術(スキル)の一つとしての「連携手法」
先行文献にみる保健・医療・福祉における「連携」の記述
研究方法
結果
考察
結語)
4年半の継続インタビュー事例(とめさん)の語る介護の現実―「大変だ」から「慣れた」を経て定着まで(先行研究概観;事例の概要;介護の日常化の語り;慣れから定着への語り;考察)
介護者のQuality of life(生活の質Quality of life;リハビリテーション外来通院患者の介護者のQOL;おわりに)
高齢者介護における「関係性」と「交わり」の精神看護学的・哲学的考察―認知症の高齢者介護に焦点を当てて(介護の社会化;介護と高齢者社会福祉;「介護」と「世話」;「交わり」と「関係性」の哲学;結論)
著者等紹介
芝山江美子[シバヤマエミコ]
埼玉県で保健師として30年間勤務。その間ネパールで「プライマリヘルスケア・プロジェクト」(2年間)、インドネシアで「母と子の健康手帳プロジェクト」(2年2ヶ月間)に参加。平成14年より国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科で保健医療学を専攻。看護学地域看護領域修士課程修了。平成16年より博士課程(医療福祉学分野ケアマネジメント論領域)に進む。平成16年10月より国立大学法人弘前大学医学部保健学科看護学専攻助教授。平成18年4月高崎健康福祉大学看護学部就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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