出版社内容情報
パリでテロに遭遇し、命を失いかけたところをビビアンに救われたベネディクトは、その鮮烈な出逢いに激しく心を揺さぶられる。のちに再会した二人は強く惹かれ合うが、ビビアンには特殊戦闘員としての使命が待っていた。その頃、同じく特殊戦闘員のイングリット、グレース、ウーテにもそれぞれの宿命が迫っていた。愛と戦いに命を輝かせる女性たちの煌めきと切なさを描いた長編小説。
内容説明
パリでテロに遭遇し危うく命を失いかけたところをビビアンに救われたベネディクトは、その鮮烈な出逢いに激しく心を揺さぶられる。のちに再会した二人は強く惹かれ合うが、ビビアンには特殊戦闘員としての戦いの使命が待っていた。その頃、同じく特殊戦闘員のイングリット、グレース、ウーテにもそれぞれの宿命が迫っていた。暗闇から光へ。愛と戦いに命を輝かせる女性たちの煌めきと切なさを描いた長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
15
タイトルがユーミンの曲と知り(曲も初めて知った)、気になった作品です。恋人との家族観の違いに悩む女性がテロに巻き込まれ、ある女性に助けられるが…。美男美女揃いで、絵になるんだろうな。アクションもあるし、映画を見ているよう。人間離れした戦闘能力は想像できませんが、主人公のモデルになったビビアン・スーを知ったのは、『ストリートファイター』だったと思い出していました。背景に男尊女卑があって、そんな中で心を殺して、戦う彼女たちが出会った一時の愛情が尊くて、ユーミンの曲と合わさって、切なくなりました。2024/03/27
kumi
4
図書館の棚で偶然見つけ、ユーミンの曲と同じタイトルだなと思い手に取った。厳しい訓練と実戦のなかで愛を知ってしまった戦闘員が、愛する人のために組織を裏切るか、組織のために愛する人と別れるかの戦いに身を投じる。ユーミンの曲は「日本人留学生に教えて貰った思い出の曲」という程度の登場。2025/04/12
zakuro
1
熾烈な肉体的精神的訓練を受けた割に、雰囲気のいいシュチュエーションを用意されると女戦闘員がことごとく感情を簡単にぶれさせるところに苦笑い。蜷川実花に表紙をデザインさせるとかユーミンにタイトルの許可をもらうとか、いろいろ力をお持ちのようだ。輝いているという表現の多用で、なんかキラキラしてる場面が多かった。ビビアン・スー本当にこの本最初から最後まで読んだのかなあ。しおりひもを付けて欲しかった。2023/07/13
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