出版社内容情報
「植物譲ります。ただし、相応しい人に」――そんな札を掲げたカフェには、今日も植物を手放したい人と迎えたい人が訪れる。結婚につながるワイルドストロベリー、不幸になるサンセベリア。植物の数だけ、持ち主たちの想いがあり、弟と店を営む音羽にも忘れられない過去と手放せない一鉢があった。植物が運ぶ出会いと別れの先で、止まっていた時間が動きだす。植物がつなぐ再生の物語。
【目次】
内容説明
植物カフェに訪れる人々を描く、優しさにあふれた連作短編。「植物ゆずります。ただし、相応しい人に」―そんな札を掲げたカフェには、今日も植物を手放したい人と迎えたい人が訪れる。結婚につながるというワイルドストロベリー、不幸を呼ぶサンスベリア…植物の数だけ、持ち主たちの過去があった。一方、弟とこの店を営む音羽には、どうしても手放せない一鉢がある。植物たちが運ぶ出会いと別れの先で、止まっていた時間が少しずつ動きだす。植物がつなぐ、心を癒す再生の物語。
著者等紹介
位ノ花薫[イノハナカオル]
栃木県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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雪丸 風人
15
心を満たされたい人に激推しの一冊ですね。主人公は弟の営むカフェを手伝う女性。草花をこよなく愛する彼女が、お店を緑に染め上げて、訪れる人々にささやかな変化の種を贈るストーリーです。癒され芽吹く感情が心の中を爽やかに吹き抜けていく喜びをヒロインやお客さんたちと一緒に味わえましたよ。私自身、植物がくれる幸せを甘く見ていたことに気づかされてビックリ。最も心に響いたのは内気女子の生きづらさが露わになる部分ですね。「言葉で人を傷つけるより、ずっといいよ!」という叫びにグッときましたよ。(対象年齢は12歳半以上かな?)2026/09/16
れな
4
「植物ゆずります。ただし、相応しい人に」 そんな看板を掲げるカフェは、植物であふれている。緑でいっぱいのカフェには、植物に対して想いがある人々が訪れる。 植物にまつわる過去があるからこそ手放したいと思ったり、植物に想いを寄せたり。様々な気持ちを持っている。 人々のリアルな現実を突きつけるような物語。植物のように力強く根付いて、一方で植物のように爽やかな清涼感もある素敵な物語だった。2026/09/22




