感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobux
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高校時代の悪友橋口正君の小説「謀られた桜の宴」を読了した。知人が書いた物語を読むことは、本当に得難い経験だった。豊臣秀吉の九州平定から文禄・慶長の役、そして醍醐の花見から豊臣秀吉の死に至る物語。そこには島津歳久の室である於凛(架空の人物)が歳久の仇をうつために暗躍していたという物語だった。史実を軸に虚構を交えて、よくよく構築された小説だった。橋口正君の御母堂が薩摩川内のご出身と記憶しており、この物語に着手した動機になっているのかどうか。史実・地理・方言等と虚構のバランスが素晴らしい作品だった。2026/04/05




