内容説明
母と過ごした日々を振り返ると浮かび上がるのは、「できたこと」よりも「できなかったこと」だった。せめてもう一度会えたら…。運命というにはあまりにも酷く、儚く、突然起きた現実。誰もいない家はかすかな母の匂いがして、面影を感じずにはいられなかった…。これは特別な物語ではない。けれど、確かに誰かの人生にあったひとつの時間の記録である。
目次
50代半ばにして
追いかけて来てくれた母
通学は決まって
娘からおばあちゃんへの贈り物
母との約束
受診
転院
手術の選択
病室の窓から
退院の日
退院後の診察
一緒に買い物
母の家に遊びに行ったときは
立川まで会いに
大晦日には
御守り
ポータブルトイレ
母一人で
節分の日
実習初日〔ほか〕



