内容説明
時は1979年。大学生の須藤公平は、韓国からの留学生キム・ソンボと出会い、二人は親友となっていく。そんな折、軍事独裁政権が続いていた韓国で朴正熙大統領が暗殺される。民主化運動の熱は一気に高まっていった。刻一刻と変わる情勢。「新学期には帰る」と言い残し、ソンボは帰国した。連絡のつかないソンボを心配し韓国へと渡った公平。そこで目にしたのは、光州を取り巻く戒厳軍と市民軍の衝突だった。やがて公平は、激動の渦に呑み込まれていく―。卓抜した構成力で現代社会の悲劇と魂の再生を描いた社会派小説の力作、文庫化。
著者等紹介
長井朝美[ナガイアサミ]
千葉県出身。貿易会社、編集プロダクション勤務を経て、現在はフリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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