出版社内容情報
なあちゃんは、夜がきらい。だから夜に「きらい」っていう手紙を書きました。すると、夜から返事が来ます。「生まれてはじめてお手紙をもらって、とってもカンゲキしているの。もっと、なあちゃんのこと、知りたい」――。夜が暗い理由、おばけがでる理由を考えたことはありますか? 「なあちゃん」と「夜」の不思議な文通を描いた、モノクロ絵本。
内容説明
なあちゃんは、夜がきらい。だから夜に「きらい」って手紙を書いた。そしたら、夜から返事が来た―。なんで夜は暗いの?なんで夜におばけがでるの?第27回えほん大賞 絵本部門大賞受賞作品。
著者等紹介
nariyuki[NARIYUKI]
1986年、大分県中津市生まれ。大分県立芸術文化短期大学専攻科美術専攻卒業。2024年、本作で第27回えほん大賞絵本部門で大賞受賞。フリーランスのライター、編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ニャーテン
6
「よるは だいきらい」となあちゃんがお手紙を書いたら、よるからお返事が来て始まる文通。生きるために夜活動する動物がいること、怖がっている自分もみんなもいつかおばけになること…嫌いだとストレートに言われながらも、穏やかに自身の存在意義を語るよるの包み込むような優しさに癒される。ただ、こちらを読んだ子どもがなあちゃんのように夜が怖くなくなるかといったら、そこまでの効力は弱いかな。“おばけは存在する”前提のお話なのでw母はそこが気に入っているが、読了後の9歳息子の感想は「う~ん、(夜は)やっぱり怖い」だったw2025/08/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
第27回えほん大賞絵本部門 大賞受賞。よるが嫌いななあちゃん。どうして夜がなあちゃんの世界にくるのだろう?と思う。うさぎ(ぬいぐるみ)が答えてくれる、夜に手紙を書きなさいと。なあちゃんと夜の不思議な文通が始まった。 なぜ?どうして?が分かった時、怖い=嫌いではなくなっていく。2025/08/07