感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みずさわゆうが
0
認知症・抹茶・未来の家・驚異の能力、それぞれのモチーフの4編の掌編小説。人と人とのつながりを描く。タイトルの「錦眼鏡」とは万華鏡の事だそうだ。 読後感のよいもの悪いもの取り交ぜながら、一定の話型に収める。4編の長さはまちまちで、未来の不思議な家を描く「家守」がかなりの量を占める。とはいえ、フォントも大きく、100頁にも満たず、掌編の感覚がぴったりである。 よく言えば微笑ましい、悪く言えば素人くさい。どこかの掌編小説の大会にありそうな展開の4編。所謂文豪との差はどこにあるのか、それを分析してみたくなった。 2025/09/08




