文芸社文庫<br> 義経じゃないほうの源平合戦

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文芸社文庫
義経じゃないほうの源平合戦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 295p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784286260167
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

知略家の頼朝と天賦の才を持つ義経。この二人の天才に挟まれた凡人、源範頼の生きる道。

内容説明

やっぱり鎌倉なんか、来るんじゃなかった。蒲御厨でひっそりと暮らしていた範頼は、命の危機を感じて頼朝のもとへ馳せ参じた。だが、会って早々、兄の怒りに触れ言葉も出ない。ちくしょう、怖すぎるだろ、この兄さま。そんな時、助け舟を出してくれたのが、弟の義経だった。打倒平家に燃え勇猛果敢に切り込んでいく弟を横目に、兄への報告を怠らず、日々の兵糧を気にする自分の、なんと情けないことか。誰もが畏れる知略家の頼朝と戦に関しては天賦の才を持つ義経。二人の天才に挟まれた、地味だが堅実で非情になれない男、源範頼の生きる道。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

125
正妻の腹から生まれた兄頼朝、美女常磐御前が母の弟義経、それに比べ遊女を母とする範頼(蒲殿)が主人公。二人の天才の間にいる凡人でやたら地味な存在。一の谷の戦いや檀浦の戦いなど有名どころの戦には総大将であるが義経の活躍を傍観している立場。そして後に頼朝と義経の間をとりもとうとするが…。兄に逆らうどころか意見を述べることさえビビる蒲殿。この愛すべきキャラクター。大河「鎌倉殿の…」の蒲殿役の迫田さんの姿に置き換わる。頼朝、義経、和田、梶原…全てのキャストを思い出しながら読み終えた。面白かった。読友さんありがとう!2024/12/14

mike

87
やっぱ白蔵さん好きだわ🥰誰もが畏れる策士頼朝と天才軍略家義経。今回の主人公はこの優秀な兄弟に挟まれた地味で要領の悪い男範頼。親近感Max!知略も戦経験も信頼も無い無い尽くしなのに平家討伐総大将を命じられる。全く性格の異なる兄弟に振り回され、常に兵糧確保に頭を抱える。そしていつも手柄は弟に持っていかれ自分は蚊帳の外。その姿があまりにも滑稽で笑えるんだけど、終盤、大きな溝ができた兄弟に心を痛め、弟の変わり果てた姿を前に何もできない自分の無力を嘆く範頼。しんみりして思わず涙が😢2024/03/11

ちくわ

87
迫田孝也さんが演じた蒲殿か!自分は男三人兄弟の真ん中なので範頼に感情移入強めである(笑)。本書は史実ベースの創作だが、鎌倉殿の13人を思い返しながら読んだので終始退屈する事は無かった。 もし自分が兄弟に圧倒的な差をつけられていたらと思うと恐ろしくなる。常に比較に晒され情けなく悲しい人生を過ごしただろう。人は金メダリストしか覚えていない…準優勝者(校)の事は誰も語らない…ならば地区予選レベルは然りである。ただ歴史的偉人では無くとも、心情の機微を描く小説ならば地区予選レベルでも主人公になれる。良かったね範頼!2024/01/28

えんちゃん

70
タイトルが笑える。頼朝と義経。天才兄弟に挟まれた範頼から見た源平合戦。脳内は完璧に昨年大河の大泉洋さん菅田将暉さん大迫孝也さん。ぴったり。中間管理職・範頼の心のツッコミがいちいち笑える。戦の天才だけど何にも分かっていない義経の哀しさが胸に迫る。白蔵さんの時代小説は楽しいなあ。とても面白かった。2023/12/12

いたろう

62
主人公は、頼朝の弟で、義経の兄の範頼。義経を配下に、頼朝が派遣した義仲・平家追討軍の総大将を務めたが、これらの戦いでは、義経ばかりが目立ち、後の世に、頼朝と義経に比べて、全く知名度がない武将。かく言う自分も、この小説を読むまで、範頼のことは全く知らなかった。しかし、範頼は、武将としての武勇はないが、戦で目覚ましい活躍をした義経が、結果として頼朝の怒りを買ったのに比べて、気難し屋の頼朝にうまく対処するなど、意外にバランス感覚に優れた人物だったのでは? この小説、会話が現代の話し言葉風で、読みやすいのもいい。2025/08/04

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