出版社内容情報
不器用で無口な圭介は、亡き父の珈琲店を継ぐために故郷へ戻ってきた。数年後、高校の同級生・由美子と結婚し、静かに店を切り盛りする日々を続けていた。しかしある朝、由美子が何の前触れもなく姿を消す。残されたものは1冊のノートだけ。訳あり客たちのそれぞれの事情に巻き込まれながら、圭介は由美子の不在に向き合い、少しずつ真実に近づいていく。
【目次】
内容説明
7つの珈琲とともに描かれる、ほろ苦くも温かいミステリー。〈当店のコーヒーは、砂糖・ミルクなしでお楽しみください 幡野珈琲店〉―不器用で無口な圭介は、亡き父の珈琲店を継ぐために故郷へ戻ってきた。数年後、高校の同級生・由美子と結婚し、静かに店を切り盛りする日々を続けていた。しかしある朝、由美子が何の前触れもなく姿を消す。残されたものは1冊のノートだけ。彼女はなぜ去ったのか?訳あり客たちのそれぞれの事情に巻き込まれながら、圭介は由美子の不在に向き合い、少しずつ真実に近づいていく。第7回文芸社文庫NEO小説大賞優秀賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
minani_y
1
普段、小説を読まないのですがコーヒー好きが生じて手に取り、たのしく読みました。 歴史のあるこだわったコーヒー屋さんの物語、コーヒーについて知らない知識ばかりで読んでいて心惹かれ、またどうなっていくのかストーリー展開にらワクワクしました。まさに温かなコーヒー一杯をゆっくり味わいながら、寒さに向かう日々を愉しむような1冊です。2025/12/13
Aiko@読書垢
0
亡き父の跡を継いで珈琲店主になった圭介。同級生の由美子と結婚し、ふたりで店を切り盛りしていたが由美子が突如行方をくらます。由美子はなぜ去ったのか、常連客とのやり取りの間に答えはないのか注目しながら読んでいった。2025/11/22




