出版社内容情報
鷹栖さんは、大きな病気をした後、乳児院から里子を引き取って里親になった。実のお子さんもいるのですけれども、その決断、そしてそれを実行したこと、そしてやりきったこと。これはまさしくReライフそのものだと思います。文章力とか構成力もさることながら、やっぱり親のない子供を、里親として育てようというご自身のReライフへの熱量が出ていたと思います。(内館牧子さん講評)
内容説明
朝日新聞Reライフ文学賞、長編部門最優秀賞受賞作。
目次
第1章 幼児期(乳児院での初対面;二度目の訪問 ほか)
第2章 小学校時代(小学校生活が始まった;ルーツ ほか)
第3章 思春期の苦悩(一通の手紙;血の絆 ほか)
第4章 助走期間―未来に向かって
第5章 巣立ち・明日へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えりー
3
「心のブレーキ錆びないようにいつも磨いておくことね。」と、言葉の表現が素晴らしいなぁと思いました。中3の息子を育ててる、今だからこそ、この本に出会えてよかったです。2023/07/17
なみつ
2
里親、養育に感心を持ち始め、関係者の方からおすすめされて手に取りました。ご自身も子育てを終え、何人も里子さんを見てこられた方ということで少し遠い存在に感じながら読み始めました。でも、若い世代の親たちと距離を置いたり、機嫌の悪いコウヘイくんと微妙に気まずくなったり、子育てに限らず、人との関わりという点で親近感を持てるエピソードがいくつも。悩み、向き合いながらコウヘイくんを見守る姿に心を打たれました。正論や綺麗事だけでは前に進まないけれど、変わらないものもたしかにそこにあるのだと、思いたくなりました。 2025/08/19
がみまぐ
1
図書館でたまたま見つけた本。3週間経ったら、ほぼ内容の記憶を失ってしまった…(3/8)。2024/02/16
Ise Tsuyoshi
1
コウヘイさんの人生がすばらしいものでありますように。第1回Reライフ文学賞最優秀賞受賞作。 https://www.asahi.com/relife/article/14730740 2022/10/03
よっぴー
0
ただただ感動した。2023/03/01
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- 和書
- ファンギに恋して