感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rosetta
28
★★★★☆ウエスタンハードボイルド。文芸社と言うと自費出版のイメージで正直期待値は高くなかった。冒頭からも文章に癖があって読み辛いなあと感じた。だが人間関係がある程度掴めるようになるとがぜん物語に引き込まれる。開拓時代のアメリカ西部で生きる伝説のお尋ね者ジャックTheスターダスト。対峙した相手をみな星屑に変えてきた。奴の逮捕(生死に関わらず)を命じられてやって来たピンカートン探偵社の四人。主人公のテリー・ウェイン21歳。早く一人前になりたくて突っ張るガキンチョが二ヒルを気取って可愛らしい(笑)2024/03/29
toshi
7
軽快な文章とストーリ展開でサクサク読めた。説明不足で登場人物達の行動原理がほとんど理解できないけれど、そのうちに既成事実になってしまい段々気にならなくなり、その辺りからようやく気持ちよく物語に入っていける。真ん中あたりで、主人公たちがターゲットにしているはずの「ジェーク・ザ・スターダスト」が序盤に行き掛けの駄賃のように片付けられていたことが判明し、物語の着地点が読めなくなるが、そこから登場人物達が理解できない行動をはじめ物語は第二幕へと進む。細かいところは気にしないで読めば最後まで楽しく読める。 2024/03/16
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- 和書
- 推定脅威 文春文庫