文芸社文庫<br> 関ケ原よりも熱く―天下分け目の小牧・長久手

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文芸社文庫
関ケ原よりも熱く―天下分け目の小牧・長久手

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  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784286246819
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

本能寺の変で急死した信長が残したものは、「天下統一」という概念だった。それに気がついた時、秀吉と家康はどんな行動に出るのか。ともに40代、武将として脂の乗り切った二人が、腹心の部下――家康には石川数正、秀吉には黒田官兵衛――に支えられ、知略を尽くし、命を賭けて睨み合う。真の天下人となるために。秀吉、家康それぞれの視点で描かれる、天下分け目の熱き戦い。

内容説明

本能寺の変で失ったのは、偉大すぎた主君、織田信長。喪失感に襲われる中、豊臣秀吉と徳川家康の運命はこの時から大きく動き始める。信長の遺した「天下統一」という概念に気がついた時、戦巧者の武将二人はどんな戦いを繰り広げるのか。腹心の部下―秀吉には黒田官兵衛、家康には石川数正―に支えられ、知略を尽くし、命を賭けて睨み合う。天下人となるのは、秀吉か家康か。関ケ原の戦いよりもずっと熱い小牧・長久手の戦いこそが、真の天下分け目の大一番!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

56
以下はこの小説の感想で、史実ではないという前置きが必要だろう。本能寺の変後にいち早く天下人に手が届いたように見えた秀吉も、軍師・官兵衛がいなければ踏ん切りがつかなかった。家康が暗愚な織田信雄に与したのは秀吉が嫌いだったから(笑)。この物語は、そんな二人の独白によって構成される。信雄の独りよがりの無条件降伏は、危機的な兵站の家康軍を結果的に救うことになった。石川数正の出奔も、敵(秀吉)・味方(家康)双方を欺き、ただただ秀吉が徳川家を滅亡させない未来を信じた末の行動に思えた。面白い歴史の見方だな~2024/03/12

オーウェン

52
いつもクローズアップされない人物や出来事を題材にする作者だが、今作は小牧・長久手の戦い。 確かに歴史の教科書でも起こったことしか書かれてないし、どういった戦だったのかはっきり分からない。 秀吉と家康の戦いなのに、詳細が出てこないというのは意外。 大将よりもお互いの参謀が幅を利かすのが戦国の世であり、信長の死後ということで、2人とも日本統一を成し遂げるための心意気が希薄な時だから頷ける。 作中でも石川数正の行動は奇異に映るが、実際その時はと想像すると楽しめる。ちなみに2人の直接の対決はこれで最後になる。2023/12/05

びぃごろ

16
白蔵さん一押しの小牧・長久手の戦いは『二人の天下人がガチンコで殴り合った唯一のドリームマッチ』という。これは読む前から期待が高まる。聞いたことはあるが、具体的なことは知らない。秀吉が天下人になったんだから家康負けたんでしょ?くらいな印象。はてさてどんな攻防があったのか「どうする家康」は観ていないので、現在のキャストと過去のキャストが入り乱れて脳内再生(家康は松潤、本田忠勝は藤岡弘、石川数正は松重豊)へぇ~そうだったのー。黒田官兵衛の暗躍、石川数正の出奔…白蔵さんの読み易い文章にその解釈、面白いじゃないか!2023/12/09

ミヤビ

15
信長の死後、秀吉と家康が知略を尽くし、熱き戦いが繰り広げられる。 教科書でさらりと流れるように学んだ内容が、こんなにも熱い戦いだったなんて。あとがきには「小牧・長久手の戦いは、(中略)矛盾だらけ」と書かれていたけれど、矛盾を感じさせないほど人物の解像度が高く、色々考えてのあの行動なんだと全てに納得ができた。「行動にふらふらと一貫性がない」とは全く考えられなかった。あと、「どうする家康」を(全話見たかったけどドラマが苦手で)途中でリタイアしてしまったのもあって、また家康に触れることができてよかった。2023/10/02

ぶぅすけ

14
歴史小説はあまり好きではないが、この作者の小説は現代社会の中間管理職の悲哀に通じて好き。今作を読んで、秀吉と家康の戦いというよりは、参謀の黒田官兵衛と石川数正の頭脳戦だと思った(現代の政治も操り手は官僚ですよね)結果、秀吉(官兵衛)が家康(数正)に勝ったのだが、長い目でみれば徳川家が天下泰平の世をつくり、260年も続いているので徳川(数正)の勝利なのだろう。狐と狸の化かし合いは、実はこんな裏があったのか!(作者の推測もあるけど)と面白かった。2024/08/30

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