感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒瀬
120
【頑張るのは、少しでいいんだぞ】実話から生まれたうつ病加療小説。うつ病の持病がある麻子と知り合い、結ばれたは良いがリストカットや自殺を仄めかす彼女に釣られるように自身も破滅へと繋がっていく様が淡々と描かれている。開通しているかどうかすら分からず、明かりもないトンネルに潜りこんだような気分だ。それでもエピローグで少しだけ救われました。2021/04/15
