内容説明
立春の日に2年連続で若い女性が殺された。犯人不明のまま。今年も立春の日が近づいていた。父から継いだ精神科病院で院長を務める若き医師・小此木稀夕のもとに、ピアニスト・紀穂子が現れる。稀夕は謎の体調不良に悩まされているという紀穂子によって、脅迫まがいの方法で前世療法を体験させられる。稀夕が「過去生返り」で見た3つの事件は、現世の「立春の日殺人事件」とどう関わるのか…?現役精神科医が描く、驚愕のスピリチュアル・ミステリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅羽
8
江戸時代から昭和まで。それぞれの時代で非業の死を迎える女性、そして2月4日に2年連続で若い女性が殺される殺人事件。それらが前世の縁で繋がるサスペンス調の作品。主人公の医師、小此木稀夕はその事件をローカルTVで特集していた。そんな折、ある不調を抱えるピアニストの紀穂子と知り合う。彼女は毎回同じ時間に首が痛くなり、緊張すると嘔吐するという。そんな彼女に導かれ前世を垣間見る。彼女は江戸時代、男性の医師で無実の罪で斬首されていた事がわかる。前世での死の原因を知る事で不調から解放する面白い作品でした。2020/06/10
みは
5
精神科医で院長を務める若き医者が 謎を解いていくお話しです。 とても面白くて僅か1週間足らずで読んでしまった本。 特に終わりの辺は走ってるような速さで読み進めました。 犯人がまさかのでした。 これはもう一度読みたいお気に入りの本になりました。2022/09/15
ふたご星
0
ヒプノセラピーを学んだ者として、あちゃ~なツッコミどころ満載です。2020/10/28
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