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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こぺたろう
10
国の漁業取締船の船長による、取締の活動記録です。日本のEEZや領海での、中国や韓国漁船の違法操業に係る対応が主でした。知らない世界を垣間見ることができ、興味深かったです。ただ、日本の漁船を対象にした漁業取締りの章で、「板びき」という底びき網の漁法が違反みたいに扱われていますが、正確ではなく誤解を招きそう。あと、違反者が皆、船長との取調べ後は一様に反省し、感謝の言葉を述べています。これは本当かなあ。2021/02/11
だっしゅ
3
水産庁漁業取締船船長が漁業取締りについて書いたもので、勉強会の予習で読んでみた。エピソードベースで書いてあって読みやすい。不審船事案や中国の海上民兵を念頭に日本漁船の安全確保に関心があって読み始めたけれど、そういった話は海保の領分で、彼らの力点はむしろ、違反の摘発や抑止等の司法警察活動や水産資源管理にあるようだった。手続き上の時間的な制約から、無用なトラブルを避ける必要性を説いていたのが印象的。食糧安全保障・水産資源管理の文脈と、国境管理の文脈の両面で考えた時、漁業取締体制のあるべき姿はどのようなものか。2021/03/06
ビッグマックツトム
0
水産庁漁業取締船の現役船長が書いたノンフィクションの活動記録。レアな情報が詰まっていてワクワクした。また題名とおり具体的に船長の言葉で漁業取締りの流儀が書かれていて自分の仕事に役立つヒントを沢山もらった。漁業取締船の仕事はあまり世間で知られていないが、国内や排他的経済水域や領海などの最前線ではこれほど多くの違法な密漁船がいて、365日取締船の危険な仕事のおかげで日本の水産資源は守もられていることを知り、驚きと感謝する気持ちになった。2024/02/09
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