出版社内容情報
大胆な解釈で挑む古代史探求と
創意とオリジナルに富んだ物語が絡み合って紡ぐ異聞史話。
長い漂流の末、辿り着いたのは荒涼とした大平原。望郷の念に駆られた飛鳥の民が描き出したものは──。「……彼らは後に、この土地を第二の故郷とすべく〈アスカ〉と名づけた。しかし、その後に、この土地の先住民の訛と習合して〈ASUKA〉は〈NASUKA〉と呼ばれるようになった」(本文より)。古代史探求と創意に富んだ物語が絡み合って織りなす異聞史話。
著者プロフィール
昭和17年、川崎市生まれ。
昭和38年、詩集『処女』思潮社刊。
昭和45年、詩集『神秘』青土社刊。
平成元年、小説『供犠』勁草出版サービスセンター刊。
平成9年、小説『暗い館』信山社刊。
平成14年、詩集『座標系』私家版。
※この情報は、2018年10月時点のものです。