内容説明
老中・田沼意次が実権を握る安永年間。乾兵庫の父・清右衛門は将軍の鷹狩りの用立てをする鳥見役をつとめていた。鳥見役は、一方で江戸近郊の地形を調査し、あるいは諸藩の下屋敷などを偵察する隠密のような役割もはたしていた。その父が、何者かに斬殺された。兵庫は世襲制の鳥見役より、下谷御徒町の心形刀流道場で、ひたすら剣の修行に励んでいた。父の死の真相を探る兵庫は、背後に田沼政治をめぐる陰謀をつきとめる。影の任務を帯びた兵庫の非情な剣が、巨大な悪を斬る!!
-
- 電子書籍
- ELLE Japon 2016年6月号
-
- 和書
- モーツァルトの陰謀



