内容説明
真冬の渋谷区円山町で死体が発見された。トランクスしか身にまとっていなかった。被害者は宇田川町交番に勤務していた巡査だった。捜査を担当したのは辺見敏隆警部補、五十六歳で、渋谷署強行犯係の捜査員だ。高卒の叩き上げだが、十五年前までは本庁捜査一課の敏腕刑事だった。渋谷署に本件の捜査本部が置かれ、本庁から久我公太巡査部長が助っ人として赴いた。警官殺しの凶悪犯に、伝説の刑事の誇りが蘇った―?!
著者等紹介
南英男[ミナミヒデオ]
1944年東京生まれ。明治大学卒業後、雑誌編集者を経て青春小説など執筆して人気を博す。85年『街に棲む野獣』以降、ハード・サスペンスに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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