内容説明
信長の妹お市の方を正室にした小谷城主・浅井長政は、なぜ義兄信長に離反したのか。浅井長政は3代続いた近江浅井家の期待を一身に背負った戦国武将であった。信長に見込まれたことで、浅井家の将来も安泰に見えた。ところが越前朝倉家との関係を断ち切れず、突如として信長と袂を分かつところから状況が一変する。長政を通して信長の狂気が今、よみがえる!
著者等紹介
星亮一[ホシリョウイチ]
1935年、仙台市に生まれる。東北大学文学部卒。福島民報社記者になり会津若松に転勤、会津藩と出会う。福島中央テレビ報道制作局長を経て独立、歴史作家の道を歩む。東北史学会会員、日本文芸家協会会員。主な著書に『奥羽越列藩同盟』(中央公論社、第19回福島民報出版文化賞を受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ようはん
12
対信長をメインとした浅井長政が主人公の歴史小説。浅井家臣は割とメジャーな所からマイナー所まで登場し著者もそれなりに幅広く資料を読み込んでいるのは分かるが、肝心の信長を裏切る場面は決定的な理由が不明確で各資料による諸説を並べたりしており他の場面でも資料を上手く小説に落とし込み切れてない印象。やっぱり著者なりの解釈が欲しかった。2020/07/19
Y...
1
「浅井長政 信長に反旗を翻した勇将(PHP文庫)」を改題をして再販したみたい。改題タイトルは信長の話と勘違いしてしまうと思う。実際は浅井長政を主人公に信長に絞った話でした。2022/01/30