感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
4
とりとめのない短編集だった。自身の体験を肉付けしたという表題作は、鉄道に関係ない話だし、報復になってると思えないし、色香に迷った言い訳にしか見えなくておぞましい。「浅き夢みし」「胸さわぎに振りむいて」は昭和っぽいミステリで、「白き天使にみちびかれ」「お姉ちゃんの面影」は少女が成長する物語で、「時に感じては」はホラーテイストで、どれも会話をはじめとしてぎこちない文章が上滑りして、どうも読みづらい。脈絡のない物語の寄せ集めは、書き溜めた原稿をまとめた自費出版なのかな。 (★★☆☆☆) 2019/12/18
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