内容説明
早大生のタクとケン、家出してクラブで働くマサは、兵庫の山間の村で育った幼馴染だったが、子供の頃、ある事故で、互いに秘密を抱えて成長した。そんな三人が、国際反戦デーの夜、東京で再会した。三人はマサの知り合いの提案で学生起業を志すが、やがて、カネと女に翻弄されて破滅へと突き進んでゆく。オイルショック前夜、男たちはひたすら時代に抗い続けた―。「俺たちは、また大切な人を失ったみたいだ」。自伝的色合いの濃い著者畢生の経済青春小説!
著者等紹介
江上剛[エガミゴウ]
1954年、兵庫県生まれ。77年、早稲田大学政治経済学部卒業。第一勧業(現みずほ)銀行に入行し、2003年の退行まで、梅田支店を皮切りに、本部企画・人事関係部門を経て、高田馬場、築地各支店長を務めた。97年に発覚した第一勧銀の総会屋利益供与事件では、広報部次長として混乱収拾とコンプライアンス体制確立に尽力。銀行在職中の2002年、『非情銀行』でデビュー、以後、金融界・ビジネス界を舞台にした小説を次々に発表、メディアへの出演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hiroki Abe
9
あまり言いたくないが、上巻を読んだ印象は最悪だ。文章、構成、展開、登場人物全てが稚拙極まりない。下巻で著者お得意とする経済小説になるらしいので薄く期待しておこう。2016/06/09
りょう
3
ふーむ、苦手な団塊の方の青春記。これを読むと、主人公たちは、当時の有名大学のひとたちだけど、現実をしらず、ろくに働かず、理念?理想ーと自分で思ってるだけのものーをひっさげてるだけで、なんの現実性も、有効性もなくて、あほやん。今の学生は、なんとかっていうけど、よっぽど現実を見てる気がする。やっぱり、苦手、きらいだ。2018/05/28
Masaharu Kamiya
1
少し流れに無理があるように思いました。2017/12/22