内容説明
将軍徳川吉宗の密命を受け上海から帰国した御書院番格村垣慶介は、家来の真壁梗之介と十五年ぶりの江戸の空気を吸い込んだ。帰国後は江戸下谷の屋敷で蘭方治療院を開設せよとの命がくだった。御書院番は将軍直属の隠密で、村垣は以後、風祭虎庵と名乗るようにも命じられた。実は、村垣には本人も知らない、出生の秘密があったのだ―!?徳川の作る諸法度を守るために闇の目付となった風魔一族の過酷な運命と、一族を存続させるための熾烈な戦い。やがて、虎庵は自分の運命を知ることになる!!気鋭の作家が描く新感覚書下ろし時代小説、シリーズ第一弾。
著者等紹介
安芸宗一郎[アキソウイチロウ]
1956年東京生まれ。日本料理専門誌の編集者を経て文芸小説誌編集者となる。その後、独立して出版プランナーとして多くの書籍を制作。また広告業界でも広告プランナーとして大手企業のPR活動を展開する。2015年4月、双葉社より「絵師金蔵闇の道しるべシリーズ・奈落」で時代小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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