描写理論「則天去私」攷 - 「共鳴」の“構図”

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784286164816
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

漱石作品を独自の“実験装置”で検証。
「則天去私」の内実と限界に迫った画期的評論。

先ず、小説以外の、手記・講義・書簡・随筆・評論から、"実験装置"組成に必要な部品の大小を発掘する。次に、この"実験装置"に、小説群の場面、換言すれば断片を掛け、分析する。分析の結果、検出されるであろう或る現象こそ、描写理論「則天去私」の内実である、というのが、拙論の"構図"の最終の主張である。漱石作品の描写を、時計を分解するように細密に読み解いた評論。

著者プロフィール
昭和16年(1941年)福島県耶麻郡塩川町(現・喜多方市)生まれ。
千葉県立国府台高等学校を経て、昭和38年、日本大学文理学部国文学科卒業。
昭和39年日本大学専攻科卒業後、日本大学櫻丘高等学校の国語教員を勤める。

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