感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノコギリマン
28
この手の本って久々に読んだ。『豚殺しごっこ』という話が気になったので。ほかの話は「うん、まあ、そうだね」という感じだったけど、『豚殺しごっこ』がなんか異彩を放っていた。堪能しました。2016/09/14
ハイちん
12
ホラー系の作品は苦手なのでできるだけ避けている。ただこの本のタイトルは「世界の仰天昔ばなし」。昔ばなしなのだから怖い話とは限らないではないかと思い読んでみた。目次を見るなり後悔した。「豚殺しごっこ」、「子殺し」、「生き埋め」、「呪いの言葉」など見るからに不吉なタイトルが並んでいた。ただタイトルが不吉だからと言って内容が不吉とは限らない。案外ハッピーな内容かもしれない。読んでみた。やっぱり不吉だった。ふつうに怖いじゃないか。まあしかし読みだすと止まらず一気に読んでしまった。今晩は寝られるかちょっと心配です。2016/10/19
cherry☆
12
ヨーロッパ、日本、中国の仰天昔ばなしを集めた一冊。欲や恐怖が人にこんなにも恐ろしいことを易々とさせてしまうのか、という部分がぞっとした。恐ろしいことをしたら、それに見合う恐ろしさで返ってきて結局身を滅ぼすのだが、それを返すために恐ろしいことが起きてしまうという負の連鎖もまた、ぞっとする。2015/03/17
くろろん
5
ホラー系統は住んでる国の感性に限る…と書いてすぐなんですが、こちらはおすすめ!!ヨーロッパ、日本等のグロ系の昔ばなし。脈絡もおちもそこ!?と思う不条理。豚殺しごっこでは少年の無邪気な好奇心からおこるグロ悲劇。五月の三つの桃、は、なんというか…食糞させるは獣姦させるはオンパレード。よくこんなに不条理グロにしたなーと。満足。2014/10/11
fukafkacraft
3
ヨーロッパ、日本、中国の21話が収録されている。『豚殺しごっこ』といタイトルに猛烈に惹かれて購入。これ、昔ばなしではありません。完全なグロホラーアンソロジーです。期待通り。ただし、中盤以降は駄作が続き、中国の話に至っては睡魔が訪れる。2015/09/17