感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
バニラ風味
17
たいていの人が知っている昔話を3つのグループに分けて、簡単なあらすじを紹介。登場する主人公の不可思議あるいは、不審な行動が、発達障害であるとするならば、納得できる、と書かれています。一つのことに集中すると、周りが全く見えなくなってしまうが、自信を与えられることで、自己実現ができる、など。読んで、なんだ自分もそうだったんだ、と安心する人もいるかも。でも、そういう兆候があれば、必ずそうだという訳でもないと思うので…。そういう考え方もある、というのと、発達障害という個性の傾向を理解するのには役立つと思いました。2020/03/24
ぞだぐぁ
2
童話から読み解く発達障害とあるが、童話や文学の登場人物の傾向を無理やりADHDやアスペルガー等に当てはめている本。カフカの『変身』でザムザと家族の対応を鬱病になった人と家族の例にする辺りなどはうまいと思ったが、全体で見れば違和感が残る。あと、いわゆるゲーム脳と言われる症状を存在している物と断言してるクセに参考文献に入ってないあたりうさん臭いと思って読んだ方がいい。2020/06/23
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- 洋書
- Three Pete