感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
dr2006
47
謎の自殺が増加し始めたそんなに遠くない近未来のSFミステリー。人々は高度に進化した仮想現実の世界に常にログインし、その中のアバターに自己を同化し、自己開発プログラムによって価値と評価を高め、収入も得ることができた。その為「生身の人はなぜ生きるのか」という人本来の価値への探求が希薄になり、謎の自殺が増加していると推察された。哲学的アプローチでストーリーは悶々と進んでいくが、ラスト2章で主人公ユウとその仲間たちが再登場し、敵の構図と戦いの世界観が見えてきて面白くなる。そこからがもっと読みたかった(苦笑)2018/06/10
ジンベエ親分
38
WorLDという仮想現実が普及した近未来の世界で自殺者が急増する…のだが話の大半は世界とは無関係そうな主人公の小学生から成人に至るまでの「身の回り」で進む、ある意味セカイ系(笑) 生物学や哲学を少しかじった「マセたガキ」が一度は考えそうなネタ。まあその思いついたネタを曲がりなりにも1本の小説という形に昇華したことはたいしたものだが、それでも未消化というか、ネタがネタのまま地文で書き連ねられている箇所が多いことには閉口した。社会の匂いがほとんどしないのもマセたガキが頭の中だけでひねり出した小説感がありあり。2020/02/22
アズマ
28
後半よく分からないところもあったけど設定が面白かったです。前半を読んでから残りを読むまで時間が空いてしまったので今度再読したいです。2019/11/13
おかむー
21
ひとことで言うならライト哲学ノベルといったところか。『もうすこしです』。終始主人公であるユウの一人称でありながら、特殊な思考形態をしているという設定から周囲のことも自分自身のことも淡々と客観的に描かれているところが特徴的。全体としてみれば面白い題材を上手く料理している印象ながら、この作品の特徴でもある淡々とした描写が起伏をおさえてしまっていまひとつ盛り上がりに欠ける感触なのがもったいない。とはいえ中だるみなくラストまでたどりつけたところを見ればしっかり読ませてくれる作品ではある。2012/12/19
ホシナーたかはし
15
学校でのいじめ、会社での失敗や人間関係等々、自殺する動機は数あれど、「自殺したいから」て原因もあるのでは、と思ってる矢先に特別装丁カバーとあらすじを読んで購入、失敗。二重カバーになってて、元カバーなら絶対手を出さない。生はプラス死はマイナスのくだりをもっと突っ込んでくれればいいのに中途半端に終わり、最初の内はまだ我慢できますが、話がすすむにつれ正直わかりづらくつまらなくなりました。なんなのこれ。2017/04/11




