内容説明
気鋭の評論家が放つ、メディア解体を含めた、警鐘の問題作。
目次
第1章 “反日ファシズム”の襲撃
第2章 メディアの解体―ワールドカップと北朝鮮報道の正体を暴くネットの力
第3章 「2ちゃんねる」は“閉ざされた思考空間”を破る
第4章 拉致家族と『朝日新聞』&筑紫哲也の深すぎる溝
第5章 北朝鮮を崩壊させる法、あります
第6章 八月十五日、靖国参拝に雨が降る。
第7章 「冬ソナ」と日韓友好ブームに潜む危機
第8章 終わりなき中国の「反日」―アジアカップ中国大会で見えたもの
第9章 殉職―外交官・奥克彦氏と井ノ上正盛氏の「日本」
著者等紹介
西村幸祐[ニシムラコウユウ]
1952年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科中退。在学中、『三田文学』編集担当。『ニュー・ミュージック・マガジン』、コピーライターを経て、F1、サッカーを中心に執筆活動に。日韓W杯を機に歴史認識問題や拉致問題に関する取材、評論を展開。「撃論ムック」「ジャパニズム」を創刊、編集長を歴任。スカパー「チャンネル桜」キャスター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんたろう
5
韓国北鮮の反日政策と日本マスコミの売国行動を事実を列挙し克明に指摘した客観的な名著。元々スポーツライターの著者が日韓w杯で感じた違和感を起点に調査された結果出てきた恐ろしい密かに進行していた韓国による反日活動に関するレポート。 ジャーナリストの鏡。2012/10/30
YOS1968
5
反日という問題は、語るのは容易いが、実際に現場となると非常に難しい問題になると思う。この本に書かれているワールドカップ予選での北朝鮮で日本代表が受けた扱いなどを読むと、その困難さがよくわかる。拉致問題、ネット環境、靖国参拝問題などなど、いくつかのテーマで語られている。思想は人それぞれである。しかし日本人であるということと、利害が反する相手とどう付き合うかについては真剣に考えるべきだと思った。2012/07/23
bibi
4
「反日」とは中国、南北朝鮮の事だと単純に考えていたけれど、日本の中の「反日」がこれ程とは・・・。新聞、TVなどのメディアが情報操作して国民を誤った方向に誘導しているという事実が恐ろしい。折しも、数か月前に韓国籍の男が「日本人なら何人でも殺してやろう」と思ったという殺人未遂事件が心神喪失で不起訴になったというNEWSがネットのみとは・・自分なりに日本の歴史を勉強しなおして、今の日本を考えていかねばと危機感を持たせて貰った。2013/11/15
メロンサンデー
4
10年くらい前は、ああだったこうだったと感慨深く読んだ。インターネット・マスコミなどの媒体を通じて私自身も体験したことが多かったので。第九章殉職―外交官・奥克彦氏と井ノ上正盛氏の「日本」の中の奥克彦氏の部下であった方の話から奥克彦氏の人柄に触れることができた。「成果が出なくても懸命にやった人は怒らなかったが、手を抜いたり人間として不誠実なことをしたときは、これ以上ないというほど厳しかった」。「反日」の構造とは、日本国憲法そのものが反日の構造なのだ。日本の繁栄と日本国憲法による犠牲について考えさせられた。 2013/08/19
Riopapa
4
著者がもとスポーツジャーナリストということは恥ずかしながら知らなかった。日韓ワールドカップはただ楽しんでいたが,偏向報道がなされていたということは全くわかっていなかった。2013/05/24