感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
蛇の婿
9
児童文学からライトノベルへの橋渡し的な役割を持たせるのに、この本はちょうどいいファンタジーかと思われます。ただ、もう少し書き込んでも良かったのではないか、と思われる要素も多く、もしかしたらすごく本好きな子は物足りない部分があるかもしれません。…現時点で私はゲーテの『ファウスト』は未読なので、それらに関する遊び(パロディ等)が何かあったとしても気がついていないであろうことが非常に残念でした。2012/05/23
シロうさぎ
8
神父だけどまだ子供のクリス君、村の存亡をかけ、教会の地下室で偶然見つけた黒の書を頼りに悪魔を召喚し、悪人を懲らしめるお話。召喚したのは、普段はちょっとどじでカッコええしいのイケメン悪魔ですが、仕事は容赦なくしっかり完全凶悪悪魔! ちょこっと、軽く気分転換に読むには良い本かな。アニメ化すると結構受けるのではないでしょうか。続編でないのかなぁ。 もう一遍は、石巨人と冒険少女のしめやかくも儚い友情物語、最後は切なく一寸泣ける感動物語。2013/05/31
小野 大介
6
見習い神父の少年が、教会を守るために取った行動は“悪魔召喚の儀式”だった。泣き虫神父と不幸な悪魔のドタバタファンタジックコメディ。女性冒険者と石巨人の、出逢いと別れの物語を美しい詩的散文で綴ったロマンチックファンタジー、『彼女と石巨人』という短編も併録。
かぜのあけち
1
見習い神父のクリスが教会を守るため悪魔を召喚してしまうという話。続編出さないかなと期待してしまいます。もう一編の「彼女と石巨人」は切なく、泣ける話です。個人的にはこっちの方が好きですね。2013/07/20




