感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルート
8
常々、家庭教師とサッカーの監督は似ていると感じる。特に代表監督。指導はできるが、代わりにプレイすることはできない。家庭教師の仕事が受験勉強の指導ならば、僕の仕事は不登校生徒の社会復帰の支援となるだろう。サー・アレックスのようにロッカールームで檄を飛ばすわけでもなく、ペップのように稚拙に戦略を伝授するわけでもない。似ていそうなのは、モウリーニョがマテラッツィと路地裏で泣きながら別れを惜しむシーンか。僕は代表監督です。あなたを応援するサポーターの想いと共に、今日もベンチに座ります。さあ、キックオフだ。2018/05/12